よくある課題
- 申請書・台帳・決裁資料が、紙/Excel/専用システムに散らばっていて、職員が変わるたびに引き継ぎが大変
- 人事異動のたびに業務の“属人ノウハウ”がリセットされ、同じような仕組みを何度も作り直している
- 交付金事業や補助金の受付・審査・実績管理がシート管理で、年度をまたぐと状況が追いづらい
- 出先機関や委託先との情報共有がメール・FAX中心で、最新情報がどこにあるのか分かりにくい
- 既存の庁内システムに手は入れられないが、「その周辺」をkintoneで柔軟に補完したい
ランネットの解決アプローチ
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現状把握と“ルール”の読み解き
帳票・フロー・関係部署・決裁経路・根拠要綱などを整理し、「今どんな前提で業務が回っているか」を可視化します。そのうえで、職員負担や住民サービスへのインパクトが大きい業務から優先的に着手します。
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パイロット導入(PoC)と現場ヒアリング
いきなり全庁展開せず、まずは1課・1業務で試験導入します。実際に使っていただきながら、入力項目・通知・権限設定を微調整し、現場の“使い勝手”とコンプライアンスの両立を図ります。
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本実装・庁内展開・関連システムとの連携
アプリ設計、権限・ロール、一覧・レポート、庁内ポータルとの導線などを整備します。既存の行政情報DBやExcel/CSVからのデータ移行、フォームやグループウェアとの連携も含めて、業務全体の流れを設計します。
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運用伴走と“育てる仕組み”づくり
運用開始後も、問い合わせ内容や利用状況を踏まえて改善案を提案します。担当課の中でアプリを育てていけるよう、マニュアル・レクチャー・庁内説明用スライド/ダッシュボードの整備も合わせて支援します。
こんな方におすすめ
- 人口数万〜十数万規模の自治体で、情報政策担当だけでは現場業務まで手が回っていない
- 行政情報DBや統計資料を作ったものの、庁内・議会・市民向けに“活かし方”まで手が付けられていない
- 補助金・交付金事業ごとにExcel台帳が乱立し、年度ごとの実績や効果の振り返りがしづらい
- 出先機関・委託先との情報共有を、FAXやメールからもう一段進めたい
- まずは1業務で成功例を作り、その後ほかの部署へ水平展開していきたい
料金・期間
対象となる業務の数や関係部局、既存DBや帳票の整理状況によって大きく変動しますが、1業務(1課)あたりのパイロット導入であれば 30〜80万円前後、庁内横断の行政DXプロジェクトとして複数業務を一括で見直す場合は 150万円以上の案件になるケースが多いです。まずは「1テーマだけ相談」からでも問題ありません。
FAQ
よくある 行政DX・kintone 活用例
自治体でよくご相談いただくパターンの一部です。すべて実際の自治体業務をベースにした設計が可能です。
補助金・交付金の受付〜審査・実績管理
申請受付、審査状況、交付決定、実績報告、支払事務までを一元管理。Excel台帳やメールでの情報分散を防ぎ、年度をまたいだ事業評価にもつなげます。
施設予約・貸出管理(公民館・体育施設 等)
施設ごとの予約状況を一覧化し、ダブルブッキングを防止。窓口・電話・オンライン申請の受付状況を1つの画面で確認できるようにします。
防災・備蓄品・資機材の台帳管理
備蓄倉庫や避難所ごとの在庫・使用期限・点検記録を一元管理。災害時に「どこに、何が、どれだけあるか」をすぐ把握できる状態を目指します。
行政情報DBと連携したダッシュボード
人口・産業・教育などの統計データをkintoneに集約し、グラフやコメント付きのダッシュボードとして可視化。政策立案や議会説明の“根拠データ”として活用します。
主な自治体向け開発実績(一部)
いずれも「紙とExcelからの脱却」「人事異動に耐えられる仕組みづくり」を意識して設計した事例です。
火葬場予約システム
電話・FAX中心だった予約業務をkintoneで一元管理。複数拠点・複数枠の予約状況を共有し、ダブルブッキング防止や関係課・葬祭事業者への自動通知を実現しました。
防災備蓄品・物資管理システム
倉庫・避難所単位の在庫をリアルタイムに把握し、賞味期限切れや欠品リスクを見える化。災害時の物資配分の検討にも活かせる仕組みにしました。
施設/資機材の点検/保守台帳システム
消防・学校・公共施設などに跨る点検記録を集約。次回点検予定や不具合対応状況を一目で確認できるようにし、紙台帳からの脱却を支援しました。
公用車利用・稼働管理システム
公用車の利用申請・承認・稼働状況・燃料費などを一連のフローとして管理。部局横断での車両共有や、コストの見える化にもつなげています。
社内Vtuber : 茅野(庁内向けの説明素材としても活用)
kintoneの活用イメージや画面を「1分前後のショート動画」で分かりやすく紹介しています。
職員向け説明会や、庁内ポータルでの周知、議会説明前の共有資料としてもご活用いただけます。
kintoneは、サイボウズ株式会社の登録商標です。