ClaudeとkintoneがMCPでつながった
先日、Claudeとkintoneを MCP で接続しました。
公式から出ていたMCPを使っていたんですが、お盆くらいから調子が悪く(現在は修正済みが配布されています)、ちょうど良い機会だし自作してみるか!!という事で 自作して接続してみました 。
自然言語で話しかけるだけで、kintone内のデータを横断的に読みに行き、現状把握から分析まで返してくれる。
「このアプリの状況は?」「JSカスタマイズとフィールドコードの整合性は取れてる?」と聞くだけで、それらしい答えがちゃんと返ってきます。
正直、感動しました。
これまでは条件を絞り込んで、集計して、資料に落とし込んで……と自分で順番に踏んでいた作業が、会話ひとつでかなりのところまで片付いてしまいます。
AIとkintoneが、こんなに自然につながる時代になったのか。
しばらくは、触っているだけで楽しい日が続きました。
でも、それは「歯車が回り出した後」の話だった
ただ、使い込んでいくうちに、ある違和感に気づきました。
Claudeがどれだけ的確に現状を把握してくれても、
Claudeがどれだけ速く分析結果を返してくれても、
それは全部、「何のために、何を作るか」がすでに決まった後の作業なんです。
- どのアプリを作るか
- どんな業務課題を解決したいか
- そもそも、それを今やる意味があるのか
この最初の一手──つまり 歯車を回す瞬間 ──は、AIが持ってきてくれるものではありません。
自分の中から出てくるものです。
言ってしまえば、僕がやっていたのは「もう回り始めた歯車を、もっと速く回すための道具」を手に入れただけでした。
それ自体はすごいことです。でも、歯車を回した張本人は、結局いつも人間だったんです。
最初の一手は、今も人間の仕事のまま
これは開発の現場に限った話ではないと、最近つくづく思います。
何を作るか、なぜそれを作りたいのか。
その着想と意志決定だけは、どれだけAIが賢くなっても、代わりに持ってきてはくれません。
AIに「何か良いアイデアをください」と丸投げしても、当たり障りのない案しか出てこないことは、使ったことがある人ならわかるはずです。
AIが本領を発揮するのは、「これを作りたい」という意志がこちらの中に、はっきりある時です。
意志があって初めて、AIは驚くほどの速度でその意志を形にしてくれる。
でも、意志そのものを生み出すことは、今のところ人間の領分のままです。
ものづくり全般に、たぶん共通している
これは、仕事に限った感覚でもないな、と思っています。
個人的な創作活動(動画制作)でも、同じことを何度も感じました。
AIに素材の整理や作業の高速化を手伝ってもらうことはできても、「そもそも何を作りたいか」「何を面白いと思うか」という一番の起点だけは、結局自分の中からしか出てこない。
たぶんこれは、業種や作業内容に関わらず、ものづくり全般に通じる、わりと普遍的な感覚なんだと思います。
AIが手伝ってくれるのは、常に「歯車が回り出した後」の工程です。
AIは代行者ではなく、伴走者
以前の記事(仕事は属人化しているけど、知識は属人化していない)で、僕は「AIを代行者として置くと頓挫する」と書きました。
今回気づいたのはその延長線上にある話です。
AIは、効率化・高速化の相棒としては圧倒的に強い。だからこそ、これからも積極的に頼っていくつもりです。
ただ、根っこの推進力──何を作るか、なぜ作るか、という最初の意志──だけは、代わってもらえません。
そこだけは、良くも悪くも人間に残された仕事です。
代行させるんじゃなくて、隣にいてもらう。
歯車を回すのは自分で、それを速く・大きく回す手伝いをAIにしてもらう。
AIは代行者ではなく、伴走者。
前回書いたことと、結局同じ結論にたどり着きました。
今日も、自分の意志で歯車を回すところから始めて、
そこから先はAIと一緒に手を動かします🖊️
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